ハウスメーカーと工務店の違いとは？

家づくりをするときには利用するサービスを決める必要がありますが、ハウスメーカーか工務店を利用する人が多いでしょう。どちらを利用しても家が建てられることに変わりはありませんが、ハウスメーカーと工務店には様々な違いがあることを理解しておくべきです。理想的な家づくりを実現するためにも、自分たちにはどちらのサービスが適しているのか正しく判断することができるようにしておきましょう。

ハウスメーカーは全国に営業拠点があり、どの地域でも同じような品質のサービスを提供しているという特徴があります。完全自由設計で家づくりを実施できるケースもありますが、プラン設計であることが多く、用意されているプランから外観や間取りなどを組み合わせて家づくりをしていくケースが多いのです。アフターメンテナンスは手厚いサービスが用意されていることも多く、24時間相談できるカスタマーサポートセンターが設けられているケースも多いことも知っておきましょう。

一方で、工務店は全国に営業拠点を設けておらず、地域密着型で経営していることが多いです。そのため、土地のことを理解した家づくりをしてもらうことができ、地域特有の問題にも対応できるような住宅づくりが期待できます。ハウスメーカーのようにプラン設計ではなく自由設計であることが多いので、細かい部分までこだわりたいと考えているような人にもピッタリです。また、24時間対応してもらうことは難しいですが、地域密着型なのでいざというときには迅速な対応が期待できますし、アフターメンテナンスも手厚いことが多いのも特徴。

他の比較ポイントとしては、ハウスメーカーの場合はモデルハウスや住宅展示場を見学できることが多く、事前に住宅品質を確認しやすいという特徴があります。一方で、工務店の場合はモデルハウスを設けていないケースが多いのですが、技術力の高い職人が家づくりを行っていることがほとんどです。そのため、施行の精度が高く、事前に品質を確認していなくても想像と違ったというギャップが生じにくいのがメリットといえます。現在では、ハウスメーカーも技術力の高い職人に建築を任せているケースは多いのですが、技術力を重視せずに下請け業者を決めているようなサービスを利用すると、住宅品質が悪くなってしまう可能性があるので注意が必要です。ハウスメーカーと工務店にはこのような違いがあるので、事前に理解した上で自分たちに最適なサービスを選ぶようにしてください。